今、注目される「ISO14001」認証登録
　　
よく見たり、耳にしたりする「ISO14001」ですが、その内容については意外に知られていません。 ECOへ
　　　

　「ISO」とは製品管理やサービスが、国際的にも円滑に進むように、世界的に規格を統一するための国際機構です。身近な例では、フィルム感度、ネジ、ホース等の統一規格などがあります。

　現在「ISO」には11,000件以上の様々な種類の規格があり、「ISO1」はネジ、「ISO9001」は品質保証というように、「ISO」には種類によって規格番号がついています。

　「ISO14001」とは企業や団体の活動が、環境に与える影響を最小化していくための管理システム規格のことをいいます。省エネ、省資源化、廃棄物削減によるコストダウンや、「環境に配慮した企業や商品」の信頼性を向上させるために、多くの企業や団体が積極的に取り組み始めています。

　　

※ ISO (International Organization for Standardization／国際標準化機構）
■「アイエスオー」とも「イソ」とも呼ぶ。

ISOは、各国の標準化機構により1947年に設立された非政府間機構であり、電気関係を除く工業製品の国際基準・規格を制定している。日本からは、1952年に日本工業標準調査会が加入して、事務局が通産省工業技術院に設置されており、日本工業規格の調査・審議を行う。


　　

　■「ISO14001」の内容

「ISO14001」には環境に負担をかけないために必要なシステムをどのように作り上げるかという要求事項が記されています。
内容は……

1. トップ層が「環境方針」を立てる
2. 計画を立案　Plan
3. 実施および運用　Do
4. その結果を点検および是正 Check
5. 不都合があった場合、トップの見直し Action

1〜5へ循環するシステム（環境マネジメントシステム）で継続、環境への負荷を減らしていくことが目標となります。
企業や団体等が、自主的に環境に配慮した原材料の使用や、排水、排煙、廃棄物の抑制を実行し、検討を重ねながら、より環境に配慮したシステム構築を目指していきます。


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